大リーグのロサンゼルス・ドジャースに入団を決めた大谷翔平（29）が14日（日本時間15日）、
本拠のドジャースタジアムで入団会見に臨んだ。
多くの球団からドジャースを選んだ要因について「決断理由は一つではない」としつつ、「最終的に自分がここでプレーしたいという気持ちに素直に従った」と話した。ワールドシリーズ制覇7度の名門に入団し「野球選手として、あとどれくらいできるかは誰にもわからない。勝つということが僕にとって、今一番大事なこと」と力を込めた。
大谷は「ドジャースの一員になれて心よりうれしく思う」と語った。9月に手術を受けた右肘の回復経過については、「今はもう素振りを始めている。（予定より）若干早いくらい」と説明し、打者に専念する来季の開幕にも「十分間に合うと思う」と話した。
大谷の主な一問一答 「優勝に欠かせない存在に」
――決断の決め手は。
「ひとつというわけではない。最終的にここでプレーしたいなと素直に従った結果」
「オーナーが『ドジャースが経験してきたこの10年を全く成功だと思っていない』と言っていた。それだけ勝ちたい意思がみんな強いというのが心に残った」
――2回目のトミー・ジョン手術を受けたのか。
「術式が前回とは違う。そこをどう表現するのか、僕は専門外なのでドクターの方が詳しい」
――給与の大半を後払いにする契約にしたのは、自身のアイデアか。
「自分が今受け取れる金額を我慢して、ペイロール（年俸の支払い）に柔軟性を持たせられるのであれば、僕は全然後払いでいいというのが始まり」
――勝つことの優先順位は。
「野球選手としてあとどれくらいできるか、誰にもわからない。勝つことが僕にとって一番大事なこと」
――世界一という目標に向けてどんな選手像をイメージしているのか。
「まず優勝することを目指しながら、欠かせなかったといわれる存在になりたい。期待に応えられるように今後も全力で頑張ってきたい」
――メジャー挑戦したエンゼルス入団時と心境の違いは。
「全体的な気持ちとしては変わっていない。常に挑戦したいと思っているし、ドジャースにお世話になると決めた後も、そこに対するチャレンジだと思っている。ただ（新たな球団に）来るということは去るチームもある。今回でいえばエンゼルスだが、そのさみしさも心の中にあるのは事実」
（日本経済新聞HPより）
ガルエージェンシー尼崎
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